にせクインテット
この作品は「クインテット」の非公式ファン作品です。原作の権利者・関係者とは一切関係がありません。作品世界の権利はすべて原作の権利者に帰属します。
シャープ「いや~今日も演奏終わりましたねぇ!」
フラット「うんうん!ミスがなくてとってもいい気分!」
アリア「そ~だっ!これからみんなでお寿司でも食べに行きませんか?」
フラット「行きた~い!スコアさんもどうですか?」
チャープ「アン」
スコア「ほぉ、いいですねぇ~…行きますかぁ」
チャープ「アン」
フラット「それじゃあ~…レッツゴー!」
皆「お~っ!」
シャープ「ちょ、ちょっと待って下さいよ」
アリア「え?」
スコア「どうしたんですか?シャープくん」
シャープ「それ、誰ですか…?」
チャープ「ンア?」
アリア「ん?何かおかしなところがあるの?」
シャープ「あるじゃないですかぁ!それ…僕じゃないですよ!?」
フラット「えぇ?」
皆「…」
チャープ「アン?」
フラット「あ、あれ…本当だ…」
アリア「しゃ、シャープくんが、二人…!」
シャープ「どう見たってちがうでしょ!」
フラット「でも、見分けがつかない…」
シャープ「だって僕は…こんなに肌真っ黒じゃありませんよっ!?」
アリア「真っ黒ね」
スコア「アフリカ人かな?」
チャープ「オレ、"チャープ"ダヨ」
フラット「でもほら…こう名乗ってるし」
シャープ「僕はシャープです!そんなチープ(Cheap)みたいな名前じゃありませんっ!」
チャープ「ジャア、オレガホンモノノチャープダッテショウコミセテヤルヨ」
シャープ「…は?」
フラット「証拠?」
チャープ「オレ、タイコタタケルゾ」
アリア「太鼓…?」
スコア「確かに…シャープくんは演奏中は打楽器も使ってましたから、その証明とするにはうってつけかもしれないね」
フラット「なるほど!」
アリア「へぇ~…さっそくやってみせて!」
シャープ「あの、ちょっと…」
チャープ「ソレ」
デンデケデンデンデンデン!!
フラット「おぉ!ちゃんとたたけるじゃなぁい!」
シャープ「頭を床にバンバン打ち付けて音出してますけど!?」
アリア「でも上手よねぇ」
スコア「人間打楽器だなこりゃ、ハハハ」
シャープ「はははじゃないですよスコアさん!おかしいじゃないですかぁ!」
チャープ「ジャ、コンドハトランペットフイテヤルヨ」
アリア「トランペットねぇ~…」
フラット「やってみせて!」
シャープ「だからちょっと!!」
チャープ「ヤレ」
プップクプープープ
シャープ「!?」
フラット「おおーっ!上手上手!」
シャープ「お尻から音出てましたけど!?」
アリア「でも綺麗な音よねぇ」
スコア「ちょっと臭うかな、ハハハ」
フラット「え?どれどれ…ウエップ!?ゲッホゲホォ…し、シャープくんたら何たべたの!?」
チャープ「ニンニクダナ」
シャープ「こんなの僕じゃありませんっ!」
チャープ「オマエ、アイデンティティーガナサスギルンジャナイカ?」
シャープ「うるさいにせものっ!フラットさんもそう思いますよね!?」
フレット「ソーネ」
シャープ「でしょお!?」
フラット「え…そ、それ」
皆「?」
フラット「それ…私じゃありませんよ…!?」
アリア「あれ?…も、もしかしてフラットさんもふたり…!?」
シャープ「えぇええええっ!?」
フレット「アヒッ!?」
アリア「きゃあっ!?」
フラット「え…な、なに…」
フレット「ア、アァア!ハトガ…!」
アリア「はと?」
フレット「ワタシヲツツイテァアッ!アッ!?アァアア!!ヒャァアアアッ!?」
皆「!!?」
フレット「ヒャ!ッヒャァアッ!ヤメッ!ワタシハタベモノジャナイ!コノ!ウンチクショウッ!」
スコア「な、なんだ…!?」
チャープ「"フレット"ハ"ヤクチュウ"ダカラ、イツモゲンカクガミエテルンダ」
シャープ「薬中…じゃあ鳩って…」
チャープ「キョダイナハトガヤツヲツツイテタベヨウトシテイルゲンカクヲミタミタイナンダ」
アリア「何その幻覚!?」
チャープ「ソレ」
ブッスゥウウウ…!!
フレット「アヒ!アヒ!…アッヒィイイ~」
皆「!?」
フレット「フゥ~、アリガトウチャップ」
チャープ「キニスルナ」
シャープ「そ、そそそ、それって…」
スコア「見なかったことにしましょう…深く関わるのはいけません…」
フラット「え、えぇ…」
アリア「そうねぇ…って痛痛痛痛痛痛痛ッ!?」
アリア「ちょっ!誰!?」バッ
スケア「ヒヒヒヒヒッ!!」
皆「!?」
スケア「ヒッヒィイ~、キミノカミハキリゴコチガヨサソウダネェエ~?イイッ!!」
アリア「な、なにこれ…スコアさん!?」
皆「えぇええええっ!?」
スケア「ヒィッヒヒヒ!!」ショイショキショキ…
フラット「白過ぎて…痩せ過ぎてて…まるで、が、骸骨みたいな…」
シャープ「でも、そっくりですよねぇ…」
スコア「…私ってみんなからこんなふうに見えてたんだね」
チャープ「コイツハ"スケア"、イツモハサミヲモッテショキショキショキショキスルノガダイスキナンダ」
アリア「わ、私の後ろ髪が刈り上げに…」フルフル
チャープ「チョットヘンナヤツダケド、ナレタラヨユウサ」
シャープ「何が?」
スケア「キルヨキルヨキルヨォオ~?ヒヒヒヒ!!」ショキショキショキ
アリア「ひぃいいいっ!怖い怖い怖い!!!」
バァンッ!!
チャン『アイアイア~イ、チョイトゴメンアルネェ』
ドォオンッ!!!
アリア「ぐぇっ!?」
皆「!?」
シャープ「ま、まさかこの人は…!」
チャン「アァイッ?」
スコア「今までの流れだと、アリアさんの偽物…かな?」
チャープ「コイツハ"チャン・ドン・ポー"…フホウニュウコクシャダ」
フラット「ふ、不法入国!?」
チャン「キニシナイアル、ニホンジントチャイニーズハヨクニテルカラバレナイネ」
シャープ「えぇえ…?」
アリア「こ、これが私の偽物…!?名前も顔も全然似てないし…」
フラット「…ずんぐりむっくりで…え、チャイニーズってことは…中国人なの?」
チャン「アイヨ~」
アリア「せめて似せなさいよぉ!」
チャン「ナニイッテルアルカコノアマハ…ソレヨリホレ、オスシヨウイシタカラクウヨロシ」
シャープ「お、お寿司…?」
チャープ「オ…チャンハメシタキオンナダナ」パクパク
フレット「モグモグ…アジガシナイ、コナカケヨット」サラサラ
アリア「め、飯炊きって…」
スケア「ヒイイッヒヒヒヒ!!ヨォオクキリキザンデタベナイトネェエ~!?」ドスッ!!ドスッ!!ドスッ!!
アリア「ひっ…!!」
チャン「オラ、セッカクツクッタンダカラタベントアイアイヨ~?」
シャープ「え…う、うん…」
アリア「あ、アイアイ…?」
フラット「い、いただきます…」
モグモグ
アリア「…何か、変わった味ね…」
フラット「お寿司ってこんなに変な臭いしたかなぁ…」
スコア「癖…いや臭が強いなぁ、ハハハ」
アリア「これ…なんのお魚なの?」
チャン「ハ?サカナナンテツカッテナイヨ、ソレハソコニイタ"ネコ"アル」
アリア「は?」
チャープ「アァ、コノアジハネコダナ」モグモグ
フラット「は…は…」
全員「猫ぉ!?」
シャープ「ま、まま、まさか…いつも演奏の幕間にいる…あの…!」
フラット「う、うっぷ…!!」
シャープ「えっ…!」
フラット「おぇええええええええええ!!!」ゲロゲロ…ドサッ!!
シャープ「ちょっ、フラットさぁん!?」
アリア「うぇえっ!ペっペっペっペぇえええええっぺぇええっ!」
シャープ「アリアさん!?」
スコア「く~ちをおお~きくあ~けましてぇ~…♪」ダラダラ
シャープ「す、スコアさんが現実逃避してる…!」
アリア「ぜぇぜぇ…ちょ、ちょっと!どうしてくれんのよ!!」
チャープ「ハ?」
アリア「も、もういいわよ…出てってちょうだいっ!!」
チャープ「スケア、ヤレ」
スケア「ヒヒヒヒッ!!」チョキチョキチョキ
アリア「きゃああああああああ!!わ、私の服が…!」
スケア「モットキルキルキルヨォオオ!?」ショキショキショキ!!!
アリア「ぎゃぁあああああああああああ~!!!」
ダダダダダ…!!
シャープ「あ、アリアさん!?」
チャープ「マ、ハラモイッパイニナッタシ…ドウスル?」
フレット「フヒヒヒヒ…アヒッ、アヒッ…!」ビクビクン
スケア「ショッキン!」
チャン「アルアルヨ」
チャープ「ツギノクニデキメルカァ…ソイジャマタナ、ニセモノドモ」ビッ
シャープ「もう二度と来ないでくださいぃいいいっ!!」
スタスタスタ…
アリア「ぜぇぜぇ…あ、あれ?偽物たちは…?」
シャープ「な、なんか…帰っていきました…フラットさん!しっかりしてください!」
フラット「う…う~ん」
アリア「…一体何しに来たのかしら…ねぇ、スコアさ…!!!」
スコア「…」サラ…サラ…
アリア「(す、す、スコアさんの髪が全部抜け落ちてる…!!)」
アリア「…」
アリア「そおっとしておこう…」
アキラ「???」←最後までずっと見分けが付かなかった人
おしまい