遊戯王サンシャイン!! 第3話
ファーストコンベンション! 前編
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第三話『ファーストコンベンション! 前編』
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-翌日 千歌の家-
千歌「えいっ!…あれ?えいっ!」ブン!
ガララ…
梨子「こんにちはー」
千歌「あ、梨子ちゃんお疲れ〜」
曜「転入の用事はおわったの?」
梨子「ええ、もう書類も全部書いたしこれで大丈夫な筈」
千歌「えいっ…駄目だ!なんで?」
梨子「…千歌ちゃんは腕を振り回して何をやってるの?」
曜「あはは…千歌ちゃん、早速手に入れたデュエルドライバーを使おうとしてるみたいなんだけど」
千歌「どうやってもこの間みたいには開かないんだよ~…えぇ~いっ!」ブンブン!
梨子「…説明書は読んだんでしょうね?」
千歌「え?いやアハハ…」
曜「あれ?さっきはちゃんと読んだって言ってなかった?腕を振り回すと出てくるって」
千歌「さ、サラ~っとね」
梨子「っ!!」
ババッ!!
千歌「わぁああっ!?わ、私のデュエルドライバー・スプラッシュが…!」
曜「梨子ちゃん!?」
梨子「これは精密機器なんだから丁重に扱わないと駄目でしょっ!!」
千歌&曜「!?」
梨子「しかも一般流通もしてないこんな綺麗で触ったらまずデュエルせずにはいられないような貴重な…ほんっとうに貴重なものなんだから…」サスサス
千歌&曜「…」
梨子「はっ!?」
曜「ふふ」ニヤニヤ
梨子「と、とにかく!これ一個しかないんだから大切に扱うこと!いいわね!」スッ
千歌「はぁ~い…」パシ
梨子「それに曜ちゃん!」
曜「あ、はいはい」
梨子「貴女、大会に出るんだったらデュエルディスク持たなくていいの!?必要でしょ!」
曜「うーん…そうなんだよねぇ」
曜「でもさ、別に2つも要らないんじゃない?」
梨子「え?」
曜「だってこれ一つで使い回しすればいいじゃん、デュエルディスクを使いまわしちゃいけないルールなんて無いはずだし!」
千歌「なるほどね!」
梨子「ま、まぁ…確かに…」
梨子「なんだか貧乏くさいけど…しょうがないわね」
曜「えへへ」
梨子「…」
梨子「それとね…」
千歌&曜「…?」
梨子「私も…入ることにしたわ、このチームに」
千歌「え…?だってもうセコンドとして」
梨子「いえ、選手として参加させてもらいたいの」
千歌「えぇえ!?いいの!?」
千歌「でも…なんで急に」
梨子「それは」チラッ
千歌「?…なになに?」
梨子「いえ、なんでもないわ…ただ、この間千歌ちゃんが余りにもひどいプレイをしてたから心配になってね」
千歌「えぇえ!?な、なにそれ~!」
梨子「フフ…私がちゃんとお手本を見せてあげなきゃって思ったのよ」
千歌「私だってもっと頑張ればうまくなるもん!」
梨子「どうだか~…って」
曜「…」ニヤニヤ
梨子「…曜ちゃん?さっきから何なのかな~」
曜「いぃ~や?べつにぃ~?」ニヤニヤ
梨子「…っ!///」
千歌「まぁいいや!これから宜しくね!梨子ちゃん!」
梨子「え、ええ!」
曜「…」
曜「(…なるほどね、梨子ちゃんも千歌ちゃんの可能性に賭けたくなった、ってことかな)」
曜「(私とおんなじ…かな)」
千歌「よーし!デュエルディスクの問題も出場者の問題も解決したし、これからだね!」
曜「ヨーソロー!」
梨子「ええ!」
曜「そうと決まれば早速公式のデュエリストとして登録をしようよ!」
千歌「うん!」
千歌「えぇっと…どれどれ、まずチーム名で仮登録、と!えー…」
曜「チーム名…」
梨子「チーム…」
千歌&曜&梨子「…あ!」
千歌「チーム名…決めてないじゃん!?」
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-海岸-
ザザァアア…ン
梨子「どうしようか…」
曜「そうだねぇ」
千歌「うーん」
梨子「ただの出場チーム名でしょ?適当に付けちゃってもいいんじゃない?」
千歌「そんな訳にはいかないよっ!ランキングにも名前が乗るし、伝説になっちゃうかもしれなんだよ!?もっとこう…真剣に」
梨子「伝説ねぇ…」
曜「…千歌ちゃんの目的ってさ、スクールデュエリストとして輝くことでしょ?」
千歌「うん!あのμ'sみたいに!」
曜「じゃ、それを題材に決めればいいんじゃないかな?」
千歌「うーん…あ、ところで曜ちゃんはなんかあるの?」
曜「私?…そうだねぇ、学生らしく制服デュエル隊ってのはどうかなっ!」ビシッ
千歌「ないかな」
梨子「そうね」
曜「え〜!?かわいいじゃん!」
梨子「名前が昭和臭いのよ…輝いて満足するっていう意味を込めて、サンシャイン・サティスファクションってのはどう?」
千歌「ダサい」
曜「うん」
梨子「な、なんでよぉ!…というか、こういうのは言い出しっぺが決めるものでしょ!?」
千歌「うわ、こっち回ってきたか」
千歌「…あれ?」
ザザァ…ンン
梨子「そこに何か書いてあるわね…これは?」スタスタ…
千歌「…あくおす?」
曜「いや…これは多分、Aqours(アクア)って読むんじゃない?」
梨子「恐らく水って意味かな」
千歌「みず…水ね…いいねこれ!これにしよう!」
曜&梨子「えぇええ!?」
曜「い、いいの!?そこら辺の落書きなんかをチーム名にして!?」
梨子「そうよ!このチーム名はずっと登録されるものなのよ!?」
曜「(…梨子ちゃんさっきと言ってることが違う気がする)」
千歌「チーム名を決めようとした所でこの名前に出会った…」
千歌「それもさ、この内浦っていう海の近くで知り合った私たちにぴったり…」
千歌「…これって運命じゃない?」
梨子「千歌ちゃん…」
曜「…まぁいっか!確かに綺麗な名前だし」
梨子「リーダーが言うんだし、しょうがないわね…」
千歌「それじゃあ!これから私達は---」
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-市内放送局-
千歌&曜&梨子『浦の星女学院公認スクールデュエリスト、Aqoursでぇす!』
梨子『待って!まだ学校の許可を得てないんじゃ…』
千歌『あ、そっか…じゃあ非公認スクールデュエリスト、Aqoursでぇす!』
曜『しかもまだ正式なスクールデュエリストでもないし…』
千歌『えぇえ~!?じゃあ何て言えばいいのぉ~!?』
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-黒澤家-
カコーン…
\スクールデュエリスト、アクアズデェエエス!!/
ダイヤ「!?」
ダイヤ「…あの人達ったら!」
ダイヤ「全く…」
カコーン…
ルビィ「…」
ルビィ「…おねぇちゃん」
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-翌朝 梨子宅-
梨子「ふわぁ~…」
梨子母「梨子~、もう時間よ~」
梨子「あ…はーい」
梨子「(久しぶりにデッキ構築してたら遅くなっちゃったわ…)」
トントントン…
梨子「じゃあお母さん、今日はちょっと遅くなるからね」
梨子母「は~い…あら?そのデッキベルト…久しぶりに見たわね」
梨子母「またデュエル始めるの?」
梨子「え…えぇ、ちょっとね」
梨子母「…ふ~ん」ニヤニヤ
梨子「な、何…」
梨子母「い~え何も?…いってらっしゃい!」
梨子「い、いってきます」
梨子「(もう…お母さんったら…)」
梨子「(…)」
梨子「(…このデッキ)」
梨子「(あの出来事以来…もう二度と使わないと思って、沼津に来た時に捨てようとしたのよね…)」
-一年前 回想-
ワーワー!!
ナレーター『さぁ始まりました第43回レディース杯、最終戦です!』
ナレーター『この戦いを制した方が今年度のミス・デュエリストチルドレンとなります!』
ナレーター『今回挑みますのは、去年の大会ではベスト3の実力者でありますUTX高校の胡蝶蘭子選手!』
ナレーター『片や、今のところ負け無しで勝ち進んでいる奇跡のルーキー!音ノ木坂学院高校の桜内選手です!』
胡蝶『貴女ね』
胡蝶『今の今まで無名のまま勝ち進んだデュエリストっていうのは』
梨子『…』
胡蝶『今までは調子が良かっただけ…今度はうまくいかないわよ』
胡蝶『なんたって私は去年の優勝候補…今年は本気で優勝を取らせてもらうしぃ』
胡蝶『ポッと出の貴女なんかより各大会で戦績を伸ばしてるわ』
梨子『…』
胡蝶『貴女は負け無しで来たみたいだけど…今から貴女の顔にドロをつけてあげる…フフフ』
梨子『…』
胡蝶『…何?言いたいことがあるならハッキリ言いなさいな』
梨子『…いままでの』
胡蝶『?』
梨子『今までの戦績なら、貴女の方がドロ臭い筈よね』
胡蝶『…こいつっ!?』
梨子&胡蝶「決闘(デュエル)!」
梨子/LP4000 vs 胡蝶/LP4000
-デュエル後半…-
胡蝶『アハハハハ!!』
梨子『…』
梨子/LP1200 vs 胡蝶/LP2500
胡蝶『どー考えても貴女の負けよ!!』
胡蝶『私のフィールドには攻撃力3000の「ヴァンパイア・ジェネシス」がいる…』
ズズズ…
ヴァンパイア・ジェネシス『グフフフ…』
LV8 ATK/3000 DEF/2100
梨子『…』
胡蝶『逆に貴女のフィールドにはそんなしょぼくれたモンスターが1体しかないんですもの…』
胡蝶『もう諦めてサレンダーなさい!』
梨子『…』
胡蝶『あ、そうそう…さっきの減らず口は…そうね』
胡蝶『そこに土下座でもしたら許してあげましょうかしらね…アハハハハ!!』
梨子『…なんで』
胡蝶『?』
梨子『なんでその程度の状況でそんな大口を叩けるの?』
胡蝶『…え?』
梨子『なんでそのモンスターが破壊されるとは考えないの?』
梨子『なんで私の手札にそのカードを簡単に除去できる手札が揃ってるなんて考えないの?』
胡蝶『ハ…?な、なんなの…』
梨子『この大会に出てから貴女みたいなデュエリストと何人も出会ってきたけれど…みんな同じような戦略ばっかり』
梨子『戦略とも言えないわ…これは止事無きお嬢様方のお遊戯会かしら?』
胡蝶『な、な、なっ…なんですってぇ!?』
梨子『みんなみんなみんなみんな…甘すぎるわ』
梨子『ほんっと…バカみたいにね!!』
胡蝶『!?』
梨子『…』ハァア…
梨子『私は速攻魔法カード「ディメンション・マジック」を発動』ピシッ
梨子『このカードはね、私のフィールド上のモンスターを1体破壊することで、私の手札から魔法使い族のモンスター1体を特殊召喚できるの…貴女のモンスターも道連れにね』
胡蝶『ま、まさか…』
梨子『その醜いモンスターには…消えてもらうわ』
ズババババッ!!
『グワァアアアア!?』
ヴァンパイア・ジェネシス/破壊
胡蝶『きゃぁあああ!?そ、そんな…!?』
胡蝶『一瞬で…たった一枚のカードで私のジェネシスが…!?』
梨子『場の『ドリアード』を破壊し…』
梨子『…手札から「コスモ・クイーン」を特殊召喚』
ヴォン!フォオオオオ!
コスモ・クイーン『…』ズズズ…
LV8 ATK/2900 DEF/2450
梨子『…私の前から消えなさい、半端者』
胡蝶『っ!?』
梨子『コスモ・クイーンで相手プレイヤーにダイレクトアタック』
梨子『…コズミック・ノヴァ』
『…ハァ!』
ズォオオオオオ…
胡蝶『き、きゃぁああぁあああ!?』
胡蝶蘭子 LP/2500 ⇒ 0
勝者 … 桜内梨子
…オ、オオオオォオオ!!!
ナレーター『き、決まったぁー!桜内選手のダイレクトアタックによる、胡蝶選手のライフポイントはゼロ!』
ナレーター『よって、第43回レディース杯の優勝者は…桜内梨子選手だぁああああ!』
ワーワー!!
梨子『…』
梨子『こんな…』
梨子『こんな低俗なデュエル…』
梨子『ほんっと…バカみたい!』
-回想終了-
梨子「(あの出来事以来、私の向上心は燃え尽きてしまった…)」
梨子「(あんな愚鈍で薄っぺらい戦略…いえ、戦略とも呼べないデュエルばかりしてきた私にはもう限界だった)」
梨子「(あんなに甘いデュエルばっかり…所詮はカードゲームなんて子供の遊び、お嬢様共の嗜み低度かって)」
梨子「(そんな時だった…)」
千歌『私と…私とスクールデュエリストをやってみませんか!?』
梨子「(そんなことを言う少女と出会ったのは)」
梨子「(少しだけ乗ってみようと思ったのはただの気まぐれだった)」
梨子「(どうせこの子もあのお遊戯会の奴らと同じようになる、何も変わりはしないとは思ったけれど)」
梨子「(でも…)」
千歌『私の奇跡…みせてあげる!!』
梨子『…っ!』
梨子「(あの子の…千歌ちゃんの不思議なデュエルを初めて見たとき、私は震えた)」
梨子「(湧き上がる気持ち、高鳴る胸の鼓動…)」
梨子「(忘れかけていたあの高揚感…幼い頃の、あの感動を)」
梨子「(ワクワクを…!)」
梨子「(私も…あの子…)」
梨子「(千歌ちゃんみたいに、なれるかな…って!)」
梨子「(…)」
梨子「(フフ、まさかまたこうして戦う日が来るなんてね…)」
梨子「(…)」スッ
梨子「(…ごめんね、私のデッキ)」
梨子「(また…私に力を貸してくれないかな…?)」
ババッ!カチャッ!
梨子「…さて!行きますか!」
ガチャッ…
千歌「ありゃ」
梨子「え」
千歌&梨子「えぇええええ~!?」
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-バス内-
ブロロロ…
梨子「…///」
曜「まさか二人の家がこんなに近くだったなんてね!」
千歌「もうびっくりしたよ~!引っ越してから割と経ってるハズなのに…」
梨子「…転入手続きが忙しくてお母さんと挨拶に行くのが遅れたのよっ!」
千歌「別に責めてるわけじゃないよ~」
梨子「うぅっ…」
曜「ふふふっ…」
ブッブー!プシュー…ブロロロ
曜「…」
曜「…ところでさ」
曜「今日の大会は個人戦だよね」
千歌「個人戦?」
曜「そ、まずAqoursとしてスクールデュエリストにエントリーするためには、公式のデュエル大会で勝利してデュエリストレベルを上げなきゃいけない」
梨子「そうね、まず私たちのデュエリストレベルは0からのスタートになる」
曜「スクールデュエリストとして正式に登録するには基本的には15ポイント必要…」
曜「これはチームメンバーの合計が15ポイントになればいいから、私たちの誰かが負けても一人でもポイントを持っている人がいれば、そのチームはスクールデュエリストとして正式にエントリーできることになるよ」
千歌「え…えぇえ!?じゃ、じゃあ、デュエルのうまい曜ちゃんと梨子ちゃんが15ポイント取れば全部解決なんだね!」
千歌「なーんだ!それじゃ楽勝じゃ~ん!」
曜「ははは、まぁそれはそうなんだけど…」
梨子「違うわね」
千歌&曜「え?」
梨子「私はね、1ポイントも取れないようなリーダーとは一緒にデュエルしたくないの」
千歌「え、えぇ!?」
曜「結構辛口な発言だね…」
梨子「わかるでしょ?デュエリストは本来孤高なものなのよ…チーム戦にしたって然り、ポイントも取れない弱いデュエリストはチームの足を引っ張るわ」
陽「まぁ…もっともな意見だね…」
千歌「うぅうう…」
梨子「…だからね、千歌ちゃん、曜ちゃん」
千歌&曜「?」
梨子「…勝ちましょう、一緒に」
千歌&曜「…!」
曜「…そうだね、勝とう!」
千歌「うん!頑張るよ!」
千歌「…あ!!」
梨子「?」
千歌「でゅ、デュエルディスク…デュエルディスク一個しか持ってないじゃん!?」
梨子&曜「…」
千歌「個人戦だったらバラバラに進行するんでしょ!?一個じゃ駄目じゃん!?」
曜「…千歌ちゃ~ん」
千歌「へ?」
曜「今回の大会はあくまでデュエリスト人口を増やす目的だから、デュエルディスクは貸出ししてるんだよ~…」
千歌「え?あ、そうなんだ!なぁんだ~!」
梨子「千歌ちゃん」
千歌「…え、梨子ちゃん、どうしたの?」
梨子「いい加減に大会概要を覚えななさあああああああああああい!!!」
千歌「は、はいぃい~!!」
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-沼津駅ロータリー前-
ガタン!…プシューッ!!ブロロロロ…
曜「会場についたね!」
梨子「…というわけ、分かった」
千歌「十分にわかりました…」グスグス
曜「ははは…」
曜「(あの後物凄い勢いで読み込ませてたな…大会の概要…)」
曜「(これで分かってくれればいいけどね…)」
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-会場 沼津駅-
ガヤガヤガヤ…
千歌「うわぁあああ…凄い」
曜「どこを見渡しても腕にデュエルディスクを持ってる人ばっかりだね…」
千歌「これが皆デュエリストなんだね!」
梨子「そうよ…はいこれ」カチャッ
千歌「これは…?」
梨子「事前にエントリーしておくとね、このバッジが貰えるの」
曜「ありがと~、大会はこの番号順にブロックが振られてて、そのブロックごとの優勝者を決める大会なんだ!」
梨子「まさにデュエリストポイントの稼ぎ時って訳ね」
千歌「へぇ~」
曜「ええと、梨子ちゃんは25番、千歌ちゃんは7番…私は34番かぁ」
会場案内委員『では1番から20番までの番号の方はこちらへお願いしま~す!』
梨子「さっそく呼ばれたみたいね…」
曜「千歌ちゃんの番号だよ!」
千歌「早速かぁ…よし!」
梨子「じゃあ頑張ってね」スタスタ
曜「千歌ちゃん、迷子になりそうだったらちゃんと電話してね」スタスタ
千歌「え!?二人共もういっちゃうの!?」
梨子「当たり前でしょ?今回のデュエルはおんぶに抱っことはいかないわ」
曜「大丈夫だよ~、そこのスペースで応援してるから!」
千歌「本当~…?」
梨子「えぇ」
曜「じゃあ、頑張ってね!」
千歌「…うん!」
スタスタスタ…
千歌「(…)」
千歌「(この大会で勝たなきゃ、スクールデュエリストの開始地点にも立てないんだ)」
千歌「(気合い入れて頑張らなきゃ!!)」
千歌「うーっ!」パンパンッ
千歌「…よーし!」
会場案内委員『では、7番と12番はデュエルディスクの用意をしてください!』
千歌「はい!」
モブ女「よ、宜しくお願いします!」
千歌「貴女が対戦相手…」
千歌「うん!楽しいデュエルにしようね!」
スッ…
ナビ『振動感知、デュエルドライバー・スプラッシュ、展開します』
ピピッ!ガシャガシャガシャ!!
千歌「わ、わぁあああ!?勝手に変形したっ!」
ザワザワザワ…
観客1「な、なんだあのデュエルディスク…」
観客2「勝手に変形したぞ…」
観客3「すげぇ、あんなの見たことない…」
ザワザワザワ…
モブ女「す、凄いデュエルディスクですね…!」
千歌「あ、あはは…ありがとう」
千歌「(…もしかして、これはデュエルするときじゃないと変形しないのかな?…いやいや)」
千歌「(気を取り直して…)」
千歌&モブ女「決闘(デュエル)!」
千歌/LP4000 vs モブ子/LP4000
~~~~~
千歌「私のターン!ドロー!」ピッ
千歌「…私は、手札から魔法カード『融合』を発動!」
千歌「手札の『E・HEROクレイマン』とフィールド上の『E・HEROバブルマン』を融合!」
千歌「現われろっ!『E・HEROマッドボールマン』!」ピシィ
ヴォン!フォオオオオ!
E・HERO マッドボールマン『ハァ!』ビシッ
LV6 ATK/1800 DEF/3000
モブ女「守備力3000の壁モンスターか…でも」
モブ女「(なんで攻撃表示?)」
千歌「さらに!」
モブ女「…!?」
千歌「手札から魔法カード!『右手に盾を左手に剣を』を発動!」ピシッ
千歌「このカードの効果で、1ターンの間だけマッドボールマンの攻撃力と守備力が逆転する!」
モブ女「えぇええ!?」
グォオオオ…
E・HERO マッドボールマン『フゥウウン!』
ATK/1800 ⇒ 3000
DEF/3000 ⇒ 1800
モブ女「こ、攻撃力…3000!?」
千歌「いっけぇ!ダイレクトアタック!」
千歌「マッドスタンプ!!」
ヒュッ…
『ハァアアア!!』
…ズガァォオオオン!
モブ女「きゃ、きゃぁああああああ!?」
モブ女 LP/2900 ⇒ 0
勝者 … 高海千歌
会場案内委員『勝者!No.7番、高海千歌!!』
千歌「やったぁ!」
………
……
…
~~~~~
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-観客席内 デュエリスト待機席-
曜「千歌ちゃんすごいね…」
曜「初戦から物凄い勢いで勝ち星を重ねていってる…」
梨子「まぁ、この程度の大会ならこんなものでしょうね」
曜「!?」
曜「…梨子ちゃんって本当に辛口だね」
梨子「今に分かるわ」
曜「?」
梨子「…スクールデュエリスト、少なからずデュエリストを目指すっていうのが、どんなものかをね」
曜「…梨子ちゃん?」
梨子「さ、私たちのブロックも決まるみたいだし、そろそろ行きましょう」
曜「う、うん…」
………
……
…
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-数試合後 決勝進出者 控えテント-
千歌「えへへ~!勝ち残ってこれちゃった!これでブロック戦の中で優勝ってことになるよ~」
千歌「うふふっ!後で曜ちゃんと梨子ちゃんにも自慢しよ~っと!」
会場案内委員『では7番の高海千歌さん、25番の方との試合です』
千歌「えっ…だってAブロックの試合は全部終わったんじゃ…」
会場案内委員『最後にブロックごとの優勝者で試合があるんですよ、お願いしますね』
千歌「そ、そうなんだ…まぁいいか!」
千歌「よーし、デッキを確認してと」
千歌「…」
千歌「ん?25番?」
千歌「はて…どこかで聞いた番号だな」
梨子「…25番は私よ」
千歌「…って」
千歌「えぇええ~!?」
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-沼津駅 中央広場-
シャッシャッシャッツ…
千歌「まさか最後の最後に梨子ちゃんと当たるなんて…」
梨子「この大会はある一定以上試合のブロックが進むと、その最終戦のブロック同士でもう一回戦うでしょ?」
梨子「…でもまぁ、まさか千歌ちゃんが勝ち残ってくるとはね、予想外よ」
千歌「対戦相手はギリギリまで知らされないしね!…私が上がっているのってそんなに予想外なの?」
梨子「えぇ、かなり」
千歌「結構はっきり言うなぁ」
梨子「…ハイ、シャッフル終わったわよ」スッ
千歌「ありがと~!私も…はいっ!」グチャァ
梨子「カードぐらい揃えなさいよ」スッスッ
千歌「えへへ、まだうまくできなくて…ごめんごめん」
梨子「もう…」
スタスアスタ・・・
曜「お~い!千歌ちゃん!梨子ちゃーん!ごめ~ん!私、準決勝で負けちゃって…」
曜「…って、あれ?」
曜「ま、まさか…二人が戦うの!?」
ザッ
梨子「一回千歌ちゃんとも戦ってみたいと思ってたし、丁度良いわ…」
千歌「私も…梨子ちゃんとはずっとデュエルしてみたかったんだよ!」
梨子「…フフッ」スッ
ナビ『デュエルディスク、スタンバイ』
ピピッ!
千歌「へへ…」バッ
ナビ『振動感知、デュエルドライバー・スプラッシュ、展開します』
ピピッ!ガシャガシャガシャ!!
千歌&梨子「決闘(デュエル)っ!!」
千歌/LP4000 vs 梨子/LP4000
梨子「先行は譲るわ」
千歌「うん!私のター…!」
ザワザワ…
会場客1「ね、ねぇ…あれって…」
会場客2「え?…あ!!ま、まさか…」
ザワザザワザワ…
曜「ふたりともがんばれ~!…って、あれ?」
曜「会場の様子が…」
千歌「…え?な、なに?」
会場客1「あれ…もしかして、”サクラフォルテ”じゃない?」
曜「え…?」
千歌「サクラ、ふぉるて?」
梨子「…」
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次回!『ファーストコンベンション! 後編』
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