遊戯王サンシャイン!! 第5話
ふたりのデュエリスト 前編
この作品は「ラブライブ!×遊戯王」の非公式ファン作品です。原作の権利者・関係者とは一切関係がありません。作品世界の権利はすべて原作の権利者に帰属します。
=================================
第四話『ふたりのデュエリスト 前編』
=================================
-千万石 玄関前-
千歌「うぃ~…」
梨子「千歌ちゃん、しっかりしなさい!」
千歌「うぐぐ…だ、誰のせいだと…」
梨子「ちゃんと4時間くらい寝たでしょっ!」
曜「全然足りない気がするよぉ…うぅう」
梨子「曜ちゃんまで…もぉおお~」
千歌「だいたいさぁ、無茶なんだよぉ…」
千歌「大会終わってからすぐに徹夜でデッキ構築して…カードが足りないからって朝一番に沼津駅のカードショップ行くなんて…」
梨子「しょうがないでしょ!良い構築方法を思いついたんだから!すぐ組まないと…!」
曜「千歌ちゃんに負けたことが凄く悔しいんだね」
千歌「そうなんだねぇ」
梨子「何か言ったかしら?」
千歌&曜「いえ何も」
梨子「…単に組みたいデッキがあるからすぐに行動しただけなの!」
千歌「そんなこと言っても…時間がさぁ…はぁ~あ」グデェ…
曜「うぅ~ん…」グデェ…
梨子「もうっ!しょうがないわね…二人の欲しいカードがあったら、いくらか私が奢ってあげるから」
千歌&曜「えっ!?いいのっ!?」バババッ
梨子「っ!?」
千歌「さっすが梨子様、太っ腹ですな~!」
曜「梨子様、殿様、代官様~!」
梨子「えぇ…」
千歌「そうと決まればカードショップへ、レッツゴー!」
曜「ヨーソロー!」
ダダダダ…
梨子「ちょ、ちょっと!二人共~!…現金なんだから、全く」
==============================
-沼津カードショップ 店内-
ゴォオオ…
千歌「ひゃ~涼しい!」
曜「ここがカードショップかぁ~」
千歌「意外と人が少ないね」
梨子「まぁ開店からそんなに時間経ってないからね」
千歌「あ…!ねぇ曜ちゃん!ここのカード全品10円だって!」
曜「おぉ、ストレージコーナーだ…確かに値段は安いけど、使えるカードもたくさん眠ってたりするから、ここで強化しても良さそうだね」
梨子「えぇ、早速カードを見ましょうか…確か、私はこっちに」
千歌「えぇえ!?もしかして別行動なの!?」
曜「まぁそれぞれ持ってるデッキが違うし…千歌ちゃんのカードは私が一緒に選ぶよ」
千歌「そうだね!お願いしますっ!」
梨子「そうね…千歌ちゃんのHEROデッキは、元々の持ち主である曜ちゃんがよく知っているからそれがいいわね」
梨子「あぁそうそう、約束だったしお小遣い渡しとくわ」ゴソゴソ
千歌「えぇ!?」
曜「さっきのは冗談じゃなかったんだね」
梨子「まぁ付いてきてくれたし…はい」
千歌「わーい!…って100円」
梨子「そ、十分でしょ?」
千歌「うぅう…」
曜「まぁ100でも十分買えるし…ありがと!梨子ちゃん!」
梨子「曜ちゃんはいい子ねぇ~」
千歌「ちぇ~っ、ありがと」
梨子「はいはい…さて、カード選びは個人によって色々時間が掛かったりするから、終わったら沼津駅ビルのフードコート集合ってことでいいかしら」
千歌「はーい!」
曜「了解であります!」
==============================
-1時間後 沼津駅ビル フードコート-
ガヤガヤ…ワイワイ…
梨子「お待たせ~」
曜「おっ、きたきた…こっちだよ~」
千歌「梨子ちゃん、おっそいよ~!」
梨子「ごめんね、ちょっと悩んじゃって…」
曜「はいこれ!」
梨子「あら?これは…?」
曜「タピオカジュース!そこの売店で買ったんだよ~、カードのお礼!」
梨子「わざわざありがとう」
様「いいっていいって!」
千歌「ふわぁ~あ…でもなんかまだ眠いね」
曜「今日は休みだし、お家に帰ったらさすがに寝ないとね」
梨子「そうねぇ…今更だけれど、付き合わせてごめんね」
曜「ううん!楽しかったよ!」
千歌「いろいろとカードも買えたし!ほら!」
梨子「へぇ~…どんなカードを買ったの?やっぱりHERO系かしら」
千歌「ええっとね…これっ!」
梨子「ふんふん…『E・HEROキャプテン・ゴールド』、『E・HEROワイルドマン』、なるほどね…これ『ヒーロー・アライブ』じゃない!?よくストレージにあったわね」
千歌「それは曜ちゃんが見つけてくれたやつだよ」
曜「えへへ」
梨子「へぇ~やるわね…へ?」シャッシャッ…
千歌「うん?」
梨子「何これ…『タスケルトン』?」
千歌「えへへ!いいカードでしょ!このモンスターが墓地に存在する時、相手の攻撃を一度だけ防いでくれるんだ~!」
梨子「えぇ…」
千歌「凄いでしょ!」
梨子「いや、千歌ちゃんのデッキにこれは使わないでしょ」
千歌「えぇえ~!?」
曜「千歌ちゃんがどうしてもって言ってね…しょうがないかと」
千歌「かわいいし、使えいそうだからいいの!…えへへ」
曜「…まぁでも、今のタイミングでカードショップに来るっていうのは、千歌ちゃんにとってもいいかもね」
曜「さすがに私の手持ちのカードだけじゃ全然強化できないし…」
梨子「そうよね…次は本当の決勝だし」
千歌「…え?」
曜&梨子「え?」
千歌「待って待って…私は梨子ちゃんと闘って勝ったんだから、私が優勝者だよね?」
曜「それは千歌ちゃんがブロック戦の優勝者だから、ってこと…?」
千歌「そうそう!」
梨子「違うわよ」
千歌「へ?」
梨子「ブロックはA,B,C,Dとあったでしょ?」
千歌「う、うん…」
梨子「ブロック戦の最後は最後に残った人同士で決勝をするの」
梨子「千歌ちゃんはAブロックのファイナリスト、私はBブロックのファイナリストって訳」
曜「私はCブロックで負けちゃったけどね、面目ない…」
梨子「いえ、あそこのブロックは確か前回の静岡一のデュエリストだった人もいた筈だから、まぁ妥当じゃないかと思うわ」
千歌「えぇ!?じゃあ私は!?千歌選手は!?」
梨子「あぁ…あそこは本当に初心者、初めての人たちばっかりだったみたいだったから、千歌ちゃんが勝てたのは、まぁ、少し珍しいくらいかしらね」
千歌「そ、そんなぁ~…」
曜「ははは…」
曜「まぁ、あの後黙って帰っちゃったから気が付かなかったかもしれないから、意識しないのは無理も無いけどね…」
千歌「…真っ先に帰ったのは梨子ちゃんだよね」
梨子「ま、まぁデュエリストとしては大会登録してあるんだし、大丈夫よ!」
千歌「それで、次の大会はいつなんだっけ?」
梨子「ああ、そうそう…確か、二週間後くらい後だったわね…ほら」
千歌「あ、ホントだ…決勝進出者…ええと、え…」
千歌「なんだこれ、『ちかっち』…?」
千歌「もしかしてこれが私のデュエリストネーム!?」
曜「あー…私が決めたんだけど…駄目かな」
千歌「えぇえ~!?先に言ってよぉ!!」
曜「ごめん!大会まで時間なかったし、前の日に千歌ちゃんに電話しても出なかったから」
梨子「…その日って私の部屋の隣から凄い鼾が聞こえてたけど、まさか」
千歌「あ、あはは…ま、いいか!わかりやすいし!でも~…」
梨子「ん?」
千歌「梨子ちゃんみたいなカッコいい名前でも良かったな~…サクラフォルテとかさ」
梨子「なっ!?」
曜「ねぇ~…格好いいよねぇ、サクラフォルテ!」
千歌「ねぇねぇ、どうしてサクラのフォルテなの?」
曜「単調に考えるなら、強い桜ってこと?根本が折れない桜ってこと?」
千歌「あぁ!風が吹いても倒れないってことか!風っていうのはつまり対戦相手のことを揶揄していて~…うっ!?」
梨子「ぐぬぬぬ…」
千歌「り、梨子ちゃん顔が怖いよ…」
曜「(たぶん図星なんだね)」
梨子「私はもうサクラフォルテじゃないわ!『りこっぴー』よ!」
千歌「り、りこっぴー…?」
曜「これも私が考えたんだけど…千歌ちゃんがちかっちのままで梨子ちゃんがサクラ…ゲフンゲフンだったらバランスわるいかなーって」
曜「ちなみに私は『よーそろー』にしたよ~」ビシッ
梨子「あら、いいわね!」
千歌「えぇえ~!?サクラフォルテのほうがいいよぉ~!」
梨子「いいのっ!…曜ちゃんはよくやってくれたわ」
曜「ははは…」
梨子「さて、千歌ちゃんの対戦相手は…と」
梨子「この人ね」
千歌「『デビルドライバー』…?」
千歌「誰だろう…」
千歌「梨子ちゃん、聞いたことある人だったりする?」
梨子「いえ…知らないわね」
様「またちょっとネット調べてみるよ」
千歌「ありがと~…あ」
ルビィ「…」
千歌「…あの子」
ルビィ「…」ペリペリ
ルビィ「…わぁあ!」パァッ
千歌「…」
曜「どうしたの?千歌ちゃん…おや」
千歌「あの子、確か部員勧誘の時に校門にいた子だね…」
曜「うん…あ、手に持ってるあれってデュエルモンスターズのカードパックじゃ?」
梨子「本当ね…でもカードショップじゃなくてショッピングモールで買うなんて…」
曜「きっと自分で開けたかったんだよ」
ルビィ「エヘヘ…」タッタッタ
梨子「行っちゃった…」
曜「何だかすっごく楽しそうな顔だったね」
千歌「…うん!」
==============================
-沼津駅前-
梨子「さて…カードの調達も終わったし、帰りましょ」
梨子「さすがに時間もあれだし、構築はまた今度ということに」
曜「そだね」
千歌「ふわぁ~…眠…」
千歌「…ん?」
…ババババ
千歌「…なんか聞き覚えのあるヘリの音だね」
曜「あ!あれじゃない?ピンク色の派手な…」
千歌「ほんとだ!…何か書いてあるね、何だろ」
曜「ホテルオハラ…あぁ、あの淡島にあるホテルのヘリだ」
梨子「えぇ…でも、これはまさか…」
ババババ!!
千歌「わぁああ!?こっちきた!?」
梨子「きゃぁああああ!?」
曜「何何何!?」
ガーッ!ガコッ!
鞠莉「ハァ~イっ!」
千歌「あ、あれはっ!?」
梨子&曜「ま、マリー仮面さん!?」
千歌「どうしてここに!?」
鞠莉「ウフッ!」
==============================
-翌日、浦の星女学院 生徒会室-
千歌「まさかマリー仮面さんが浦の星女学院の生徒、しかも3年生だったとは…」
鞠莉「ノンノン!!」ズイッ
千歌「わっ!?」
鞠莉「ワタァシの本名は…小原鞠莉デェース!!」
千歌「小原、鞠莉さん…」
鞠莉「ノン!マールィイ↑デェ~ス!」
千歌「ま、まーるぃい…さん」
鞠莉「宜しいっ!」
曜「…なるほど、それでマリー仮面、さんか」
梨子「…さっきの話本当ですか?」
鞠莉「what?」
梨子「その…生徒会兼、理事長というのは…」
鞠莉「本当デ~ス!ま、カレーと牛丼を合わせたカレー牛丼といったトコですネ!」
梨子「…ぜ、全然分からない」
曜「そ、そんなことってありえるのかな…」
ダイヤ「ありえませんわよっ!」
千歌「…って、ギャァアア!?せ、生徒会長!?」
ダイヤ「ちょっ!お、驚き方が失礼ですわっ!」
鞠莉「oh!ダイヤ~!久しぶり~!!」ダキッ
ダイヤ「…近いですわ、離れて下さいまし」
鞠莉「フフフ、こっちもだいぶ育ったみたいネ~」モミモミ
ダイヤ「やかましぃいいいいっ!!」バッ
曜&梨子「!?」
ダイヤ「コホン、ですわ…アメリカにいる筈の貴女が何故浦の星女学院にいますの?」
鞠莉「フフ、最近…この内浦にスクールデュエリストが誕生したと聞きましてね」
千歌「…!」
ダイヤ「まさか…そのためにわざわざ帰国を?」
鞠莉「ソ!ダイヤにいじめられてないかなーって心配になったのデ…」
ダイヤ「はぁ!?わたくしはそんなことしませんわっ!ただ、この方々は部活申請に必要な人数に達していないというのに何度も申請申請と来ましたので追い返していたのです!当然の対応ですわっ!」
千歌「う、うぅ…」
曜「まぁ、それはそうだね…」
鞠莉「…もし」
全員「?」
鞠莉「もし次の決勝で対戦相手に勝ち、静岡一番ということが証明できたら…人数に関わりなく、スクールデュエリストを部として立ち上げることを許可しまショウ!」
全員「えぇえええ!?」
千歌「ほ、本当ですかぁ!?」
鞠莉「更に…」
ガシャッ!!ピピッ
梨子「そ、それはっ…!」
鞠莉「ソ!千歌っちと同じデュエルドライバー『スプラシュ』を部の全員にプレゼントしマース!」
梨子&曜「えぇえええええっ!?」
千歌「やったぁ!」
ダイヤ「そんな…お、お待ちなさいっ!何故、こんな…!」
鞠莉「ダイヤ」
ダイヤ「っ!?」
鞠莉「最近、この浦の星女学院の生徒数は年々減少していマス…その人気を活気付かせるためには、生徒一人ひとりの独創精神を育ててあげるべきではないかと、私は思うのデス」
ダイヤ「で、ですが…!」
ダイヤ「…」
鞠莉「…ン?」
ダイヤ「…!」
ダイヤ「…もう」
ダイヤ「もうっ!勝手にすればいいですわっ!」
ガラガラガラ…ピシャン!!
曜「い、行っちゃった…」
鞠莉「ふぃ~っ…相変わらずダイヤは頑固者ネ…」
千歌「で、でもこれでデュエルディスクの問題も、部としての問題も大丈夫だね!」
梨子「えぇ!」
鞠莉「ただ~しっ!」
千歌&梨子「!?」
鞠莉「負けた場合は…即刻、解散してもらいまショウ!」
全員「え、えぇぇえ!?」
ワイワイ…
ルビィ「…!」
ルビィ「た、大変だ…!」
==========================
-図書室-
花丸「~♪」
ガラガラガラ…バァアアン!!
花丸「!?」ビクゥウウッ!?
ルビィ「大変だよぉおお花丸ちゃああああん!」
花丸「ちょっ…!ど、どうしたずらか!?ルビィちゃん!?」
ルビィ「次の大会で優勝しないとスクールデュエリスト部が…Aqoursが解散しちゃうんだよぅ!」
花丸「へ?」
ルビィ「だから!次の大会でAqoursが優勝しないと…なくなっちゃうんだよ!スクールデュエリスト部が!」
花丸「へ、へぇ~、大変ずらねぇ…」
ルビィ「…花丸ちゃんはどう思う?」
花丸「えぇ?…オラは別に…」
ルビィ「…そっか」
花丸「…」
花丸「…ルビィちゃんさ、この機会に入ってみたらどうかな?」
ルビィ「へ?」
花前受「その…スクールデュエリスト部に」
ルビィ「えぇぇえええ!?る、ルビィなんかが…」
\こんちはー/
花丸「あ、はーい」
ルビィ「ぴぎっ!?」サッ
千歌「デュエル関連の資料返しにしましたー」ドサッ
曜「結構数あったから重かったね…」
花丸「これはこれは…どうもありがとうございます」
千歌「ええと、これとこれと…」
梨子「それとこの本もお願いできるかしら」
花丸「はい…確かに」
千歌「…あれ?」
花丸「…はい?」
千歌「あなた…校門で出会った美少女!?」ガシィイイ!!!
花丸「ず、ずらぁ!?」
曜「…ずら?」
花丸「いや、なんでも…ないです」
千歌「と…もうひとり!ビシィ!
ルビィ「ピギャッ!?」
千歌「ねぇねぇ!あなた達、名前は!?」
花丸「お、おら…じゃなくて、私は一年生の国木田花丸」
花丸「それとこちらは、同じく一年生の黒澤ルビィちゃん」
ルビィ「は…は、初めまして…」
曜「花丸ちゃんにルビィちゃんか…」
梨子「宜しく…」
千歌「…おや?」
千歌「…」
千歌「…ルビィちゃん」
ルビィ「は、はいぃ」
千歌「あなた、スクールデュエリストに興味ない?」
ルビィ「え、えぇえ!?る、ルビィは…その…」
千歌「…この前カードショップでさ」
ルビィ「え?」
千歌「カードショップで見た時、凄い嬉しそうにパックを開けてたから…てっきり好きなのかと」
ルビィ「っ!!」
ルビィ「(み、見られたっ…!?)」
花丸「(…?)」
花丸「(ルビィちゃん…もうカードショップには行かないって言ってたのに…)」
千歌「さぁさぁ是非是非是非ぃ!」
ルビィ「う、うゆゆ…」
曜「ね、ねぇ千歌ちゃん、あんまり無理に誘っても悪いよ…」
梨子「そうよ…ちょっと怖がってない?ごめんね…?」
ルビィ「い、いえ…」
千歌「ありゃ!そっかぁ…ごめんね、ほいじゃまたの機会に!あ、そうそう…いつもは屋上でデッキ組んだりしてるから、良かったら来てね!」
曜「それじゃあ、また…」
花丸「あ、はい」
スタスタスタ…ガラララ
ルビィ「…」
花丸「…」
花丸「ルビィちゃん」
ルビィ「ん?」
花丸「ルビィちゃんはさ、本当はスクールデュエリストになりたいんだよね?」
ルビィ「!」
ルビィ「…う、うん、でも…」
ルビィ「お姉ちゃんが…ダイヤお姉ちゃんがスクールデュエリストが好きじゃないから…やっちゃいけないんだ」
花丸「…」
ルビィ「は、花丸ちゃんはどう…?」
花丸「…お、オラが!?い、いやいや、おらには無理だよ~」
花丸「ルールなんて知らないし、ましてや皆の前でプレイするなんて…恥ずかしくて」
ルビィ「…じゃあルビィもおんなじ!」
ルビィ「えへへ…」
花丸「…」
===================
-ダイバーズショップ-
果南「よっと…これで酸素ボンベは全部かな」
果南「ふぅ~今日の仕事も終わった終わっ…」
ムニムニ
果南「~ッ!?」ババッ!!
鞠莉「や~っぱり胸はダイヤより果南のほうが安心できるなぁ~っ!…なんて!」
果南「…鞠莉?」
鞠莉「フフッ、果南!久しぶり!」
果南「…」
果南「…何故、戻ってきたの?」
鞠莉「久しぶりに会えたのに、その態度はどうかと思うヨ~?」
果南「…」
鞠莉「さ!仕事は終わったデショ?久しぶりに私のホテルでお茶でも飲みながら~…」
果南「帰って」
鞠莉「…!」
果南「鞠莉と話すことは、何もない」
鞠莉「…」
鞠莉「…果南、知ってるかしら?」
果南「…?」
鞠莉「浦の星女学院に、スクールデュエリストが発足したってこと」
果南「…知ってるよ」
果南「まさか…その噂を聞いて帰ってきたの?」
鞠莉「フフフ…そういうこと!さぁ果南!私と一緒にもう一度スクールデュエリストしましょ!!」
果南「やらない、とっとと帰って」
鞠莉「…!」
果南「帰りの船はまた呼んであげる、それに乗っておとなしく…」ザッザッザ…
カチャン!
果南「…」
果南「…何これ」
鞠莉「アーッハッハッハ!引っかかったわね!果南っ!」
果南「…」
鞠莉「その手錠は私とのデュエルに勝利して、ライフポイントをゼロにしないと開かないようになってるのっ!」
果南「…っ!っ!」ガシャガシャガシャッ…
鞠莉「素材も超硬質のタングステンで生成されてるんだから、果南の馬鹿力でもちょっとやそっとじゃ壊れないわ!」
果南「一体何のつもり?」
鞠莉「…果南、私とデュエルよ!」
果南「…!」
鞠莉「昔、果南に聞いたのよ?『意見が分かれたら、デュエルで決めよう』ってね」
果南「…もう忘れた」
鞠莉「私は覚えてたわ」
果南「…チッ」
鞠莉「…フフフ、その腕じゃまともに動けないわよね…デュエルドライバー付けてあげるわ」
鞠莉「見てみて!これは最新式の技術を駆使して小原グループが…」
果南「こんな方法で私の心が変わると思う?そんなことやっても無駄だよ」
鞠莉「か、果南…」
果南「フン…相変わらずだよね、鞠莉も」
鞠莉「…」
果南「ハァー…」
果南「…しょうがない、やってあげるよ」カチャ
鞠莉「か、果南…」
鞠莉「…っ」
鞠莉「そうこなくっちゃね!」
果南「…」
果南「…で?なんで私の手錠はあのクルーザーに繋がってるの?」
鞠莉「今回は趣向を凝らしてネ…」
鞠莉「ライディングデュエルをするわ!」
果南「…!」
鞠莉「果南も昔、免許取ってやったことあるでしょ?」
鞠莉「というか…果南が教えてくれたんだよ?私もその時に免許取ったし」
果南「…そうだったっけ」
鞠莉「ふふ、今思い出させてあげる…!」
===================
-内浦 海岸-
ザザーン…
果南「鞠莉」
鞠莉「うん?なぁに?」カチャッ
果南「このデッキは…?」
鞠莉「それは果南が昔に使ってたデッキよ、海岸に捨てられちゃってたから集めるのに苦労したわ」
果南「…こんな真似までしてっ!」
鞠莉「果南」
果南「…!」
鞠莉「ごちゃごちゃ言えるのはね、デュエルの勝者だけよ」
果南「…それ」
鞠莉「そうよ!これも果南に教わったこと!」
果南「…」カチャッ
ドッドッドッド…ヴォンヴォン!!
鞠莉「デュエルドライバー!OPEN!」バッ
ナビ『VRビジョン、投影開始…デュエルドライバー・スプラッシュ、展開します』
ピピッ!ガシャガシャガシャ!!
果南「…」スッ
ナビ『VRビジョン、投影開始…デュエルドライバー・スプラッシュ、展開します』
ピピッ!ガシャガシャガシャ!!
鞠莉「さぁ!魂の燃えるデュエルのスタートよっ!やぁああ!」
果南「…はぁっ!!」
果南&鞠莉「決闘(デュエル)!!」
鞠莉/LP4000 vs 果南/LP4000
ガォオン!!
ブゥゥゥゥンン!!バババババババ…
=================================
第四話『ふたりのデュエリスト 後編』
=================================